お腹が空いたら食べるんだ

テキトー・ノンビリ・ガンバラナイ

食べても太らず、免疫力がつく食事法:石黒成治著

肥満はホルモン異常

本によると、ダイエットは、さまざまなホルモンのコントロールをすることが必要だということです。インスリン抵抗性、レプチン抵抗性などのホルモン異常が肥満の背景にあるそうです。ホルモン異常の原因は加工食品の食べすぎなのですね。現代社会では、気を付けないと知らず知らずに、食べており、それが積み重なっていってしまいます。

ホルモンのシステムは、互いに影響を与えながら機能しています。食事によって乱れたホルモン環境は、容易にインスリンやレプチンの異常を誘導するのです。ホルモンの異常は、腸内細菌にも影響していきます。

インスリン抵抗性・レプチン抵抗性を改善しないまま、ダイエットをしても必ずリバウンドするそうです。ボーンブロス・ファスティングや、間欠的ファスティングをお勧めしてました。ただし、ファスティング後に、通常の食生活に戻ってしまえば全く意味のない事だそうです。

痩せることより本質的な健康

つまり、痩せることは想像以上に複雑なメカニズムの修正を必要としているということなのです。痩せる、減量ダイエットをするのではなく、本質的な健康を目指して、食べたり、運動したりすることが必要ですね。

他に、ホルモンですとか、腸内細菌のことですとか、体の中の仕組みについて、詳しく書かれてあります。痩せるということを目標としたダイエット本を読んで、にわかダイエットをするよりも、体の中の仕組みをしり、体に優しくするためにも、お勧めの本です。

運動の習慣化

運動の習慣化についても、ジョギングを30分やるというような事よりも、もし、ジョギングを毎日すると決めたなら、5分でもやり続けるということが書かれてあり、とても勉強になりました。同様にスクワット10回やると決めたとして、前日30回できたとして、今日は1回でも5回でもいいそうです。大事なのは、とりあえずやるという、その習慣化なのだそうです。ハードルを限りなく低くして、とりあえず、毎日やるのです。一回でもいいから、1分でもいいからとりあえずやるということが習慣化のカギなのだと。これは取り入れていこうと思いました。