お腹が空いたら食べるんだ

テキトー・ノンビリ・ガンバラナイ

「光のとこにいてね」聞く読書

「光のとこにいてね」

 

 

しばらく日本の小説から離れていたのだが

最近、

ちょっとはまって読んでいる。

 

またまた

毒親が出てきて

そんなに?そんなに?そんなに?

毒親っているの?

と、私は思ってしまう。

 

厳しい母も

教育ママゴンも

昭和にのびのび子供時代を過ごした私には

フツーだった。

きっと、親たちも、

育て方とか考え方に

そんなに迷いはなかったのだろう。

人間だから、それなりの迷いはあったとしても。

 

時代は流れて

毒親、現る。

いや、昔もいたとは思うけど。

 

小説だから

わかりやすく大げさなこともあるだろう。

 

それなりに

反抗期もあったけど

毒親の呪縛にかかったりはせず

のびのびと育ったから

小説の中での

大人になりきれない母と

大人びているが子供のままの娘の会話に

違和感を覚える。

そう思えるのは

自分が幸せなんだろうな~。

 

さて、毒親はでてくるけど

この話は同級生の女の子二人の

恋と成長、関係性の物語だ。

 

友情なのか、恋なのか

愛なのか、なんなのか

わからないけど

そこにある、二人の関係性。

自分のかけらのようなもの。

 

それぞれが

自分の人生を歩みつつ。

 

出会った子供のころ。

毒親の事情で突然の別れ。

 

高校生で偶然の再会。

毒親の事情で突然の別れ。

 

大人になって

それぞれ結婚して

また、偶然の再会。

 

ただ、そこにある

自分の一番大事なもの。

 

しみじみと

二人に起こる小さな出来事や

会話がよかった。

ずっと、読んでいたい作品だった。

私の場合は聞く読書だったが。

 

草取りしながら、

散歩しながら、

買物に行きながら

この物語を聞き続けて

それからラストは

眠る前にじっくりと味わった。

 

今は、久々の小説の読書にはまっているので

話題作中心に

あれやこれや読んでいるけれど

旅行から帰ってきたら

じっくりと

1人ずつ、同じ作者の小説を

読んでみたいなあ。

 

禁酒50日

アプリに禁酒の初日を登録しておいたので

ふと、見てみると

本日50日目でした。

最初は、よし、禁酒するぞーと

意気込んでたけど

途中から

フツーにお酒飲まない生活になってきた。

いい感じである。

 

お酒の問題だが

どうしても

飲む側と

飲まない側に

分かれているように感じるけど。

 

健康で幸福だと感じるのなら

それは個人のチョイスで

どっちでもいいよね。

 

アルコールを選ぶのも

ノンアルコールを選ぶのも

その時に

飲みたい方を

それぞれがチョイスすればいいだけ。

 

昭和の時代って

「お酒を飲んで親睦を深める」

的な発想があったと思う。

 

飲まない人にも

「乾杯くらいいいじゃないか」と

無理に勧める風潮もあったし

「お酒を飲まないなんて、もっと人生を楽しめ」的な

今考えると、暴言的な発言があったり。

私だって、

何にも考えずに、そっち側にいたんだなと思う。

 

お酒以外にも楽しいこといっぱいあるし。

お酒と人生の楽しみをあまりにもくっつけすぎると

お酒以外に楽しみのない生活というものに

なっていきやすい。

 

最近読んだ小説では

楽しみやお祝いとして

楽しく飲んでいたお酒も

悩みや現実から逃れるためのお酒になり

その沼にはまってしまうと

そこから抜け出すことができなくなってしまう。

お酒が身近にありすぎて

扱い方によって

悪魔の飲み物になるのだと気づかなくなる。

そんな感じで

主人公の負の感情と

お酒とが絡み合っていた。

 

科学的根拠なんてないのに

「お酒は百薬の長」とか。

一時的にはそのような実験結果もあったのだが

今は、飲酒のメリットはないということが

証明されている。

 

お酒は、深酒でなければ

人生において、楽しみの要素があると

考えられていたし

今でも、そのようにとらえられていて

幸せそうにアルコールを飲むCMもたくさんある。

 

今読んでいる

おフランスの本によると

やはり、お酒がとても

人生の楽しみとして

肯定的にとらえられていた。

今の私の禁酒の視点からは

驚きでしかない。

 

でも、その楽しみ方も

なんかわかるのである。

人と集まり、おつまみとお酒で

お喋りをして楽しむ感じ。

 

下戸であるフランス20年住んでいる

日本人女性の筆者でさえ

「乾杯くらいはしたほうがいい」という

話をしている。(ちょっとびっくり)

フランス文化が好きで

フランスに住んでいるから

人間関係構築の面で

そんな考え方になったのだろうが。

 

さて

旅行である。

私の場合である。

旅行中は、お酒を飲むかもしれないけど。

旅行後に

毎日飲酒になるのは避けたい!

目指せ、ソーバーキュリアス。