努力すればするほど意志力が弱まる
意志力は必ず消耗していきます。
意志力が消耗すると、自我消耗していきます。
意志力は続かず、その結果、自我が消耗していく。
自我消耗とは
意志力が消耗すると、
感情や反応をコントロールできなくなるということ。
自我消耗とは、
バウマイスターによる実験・研究による考え方です。
ロイ・フレデリック・バウマイスター
アメリカの社会心理学者。
意志力の科学の国際的リーダー。
自己、社会的拒絶、帰属意識、セクシュアリティと性差、
自制心、自尊心、自滅的な行動、動機、攻撃性、
意識、自由意志に関する研究で知られています。
「意志力＝筋肉説」を提唱した。
意志力は筋肉のように疲労し、
また鍛えることもできるということ。
フロリダ州立大学・社会心理学部の教授で、
世界で最も研究成果の引用が多い
心理学者の一人として知られる。
バウマイスターのチームは、
認知的、感情的、身体的のあらゆる自発的な努力は、
メンタルエネルギーを消費するということを
実験で証明している。
自我消耗すると
クッキーを一つ食べると、また食べたくなる。
ダメだと禁止したことが、したくなっていく。
お酒や、お菓子など、
断とうと努力すればするほどに、そこから抜け出せなくなる。
アルコール・薬物・ギャンブルなど
依存症から抜け出すということが
本当に難しいということの証明にもなっている。
バウマイスターによるダイエット成功方法
- ダイエットしないこと
- 食べものの禁止を作らないこと
- 肥満と意志力を結び付けない
この3つのことは、直感的に食べるという
直感的食事に当てはまると思います。
説明していきます。
１ダイエットをしないこと
これは、つまり、ダイエットにはルールがあり、
ほとんどの人が、カロリーや、食べ物の種類など
何かを意志の力で制限してやることになるため
それは続かないということでしょう。
これはマウスの実験でもわかっています。
最初のダイエットでは痩せる。
食べるものを減らすと痩せる、一時的に。
食べ物をもとにもどし、普通に食べ始めると、
あっという間にリバウンドする。
そしてまた、ダイエットするが、
2度目のダイエットでは、痩せにくくなる。
食事を戻すと、以前より太る。
そしてまた、ダイエットすると、さらに痩せにくくなる。
ダイエットをしたことがある人なら
実感しているのではないかしら？
２禁止をしない
例えば、チョコレートを食べないとか
パンは食べないとか
禁止を作らないことなんですね。
禁止をすればするほどに
禁止したものを食べたくなるから。
禁酒も同じで
飲んではいけないと思うほどに
飲みたくなっていくでしょう。
禁止するのではなく
飲まない方向に、
報酬、心地よさ、快を見つけていくのがいいですよね。
ダイエットも、必要以上にやるのは
意志力を使うので良くないのです。
心と体が心地よくなるように
健康に向かう、快にむけてやっていき
その結果として、減量できていたというのが
一番良いはず。
肥満は遺伝のパーセンテイジも高いので
健康であればいいし
自分の体格を受入れて
心地よく、健康的に過ごすことに
シフトしていった方が
良い結果につながるはずと信じます。
食べたいと心が感じるものを適量食べます。
それはジャンクであったとしても
食べたい気持ちを満たしてあげます。
大量に食べるとか、極端なことはもちろんダメですけど。
食べたいと体が感じるものを適量食べます。
お腹が空いた時に
食べたいなと感じるものは
体が欲している栄養です。
適量食べて、体を満たしてあげましょう。
３ダイエットと意志力を結び付けない
ダイエットの失敗は意志力とは関係がない。
意志力は続かないモノである。
意志が弱いから、ダイエットに失敗するわけではない。
ダイエットそのものに、失敗する仕組みがある。
ダイエットでは痩せない。
ダイエットは90%が失敗すると言われています。
一時的に痩せたとしても、リバウンドするので
それは失敗ということになります。
ダイエットでは、痩せないのです。
さまざまな、新しいダイエット方法が
次から次へと流行っていくこと。
ダイエット食品や
痩せると言われる食べ物や
たくさんのダイエット情報があるという事。
それは、
ダイエット成功者がいないからなのです。
聞く読書記録
スピリチャルズ「わたし」の謎
ダイエットに成功するには
ダイエットしないこと
