A Non-Diet Diet
1ダイエットしないダイエットのススメ
「従来のダイエットは長期的にみると効果がない」
という研究結果があります。
成功したと思える人も
リバウンドしているので
結果的にダイエットは失敗に終わっているのです。
一部の栄養士や心理学者は、
あなたが望むときに欲しいものを食べるという
「ダイエットしないダイエット」を勧めています。
それは直感的な食事、
またはマインドフルな食事
と呼ばれています。
この二つには、厳密にいえば違いがあります。
直感的な食事は、自分の直感に基づいて食べる。
マインドフルな食事は、今、ここに焦点をあてて
地球や環境も含め、瞑想的に心の平和を求めて食べる。
直感的な食事や
マインドフルな食事の実践者は、
あなたの体が本能的に
それが必要なものを知っていると考えています。
そのような栄養哲学のもとに
行われているのが
直感的な食事とマインドフルな食事です。
- ダイエットは長い目で見ると効果がないと実証されている
- ダイエットしないダイエットのススメ
- 直感的な食事 intuitive eating のススメ
- マインドフルな(瞑想的な)食事 mindful eating のススメ
- 体はあなたにとって必要な栄養を知っている
2何を食べてもいい
本当に何を食べても良いという許可を、
自分に与えてください。
直感的食事では
「良い」または「悪い」食品はありません。
これは、りんごとアップルパイの栄養に
違いはないという意味ではないのです。
例えば、直感的な食べ方をすると、
アップルパイを食べた後には、
その余分な脂肪と砂糖のバランスを
体はとろうとします。
自然な形で、次の食事で
より栄養価の高い食品をとろうとしたり
ヘルシーなものを
味覚的に食べたくなったりするのです。
また、欲求を抑えようとする慢性的なダイエットは、
実際にはさらに欲求がふえます。
暴飲暴食につながる可能性があります。
- 何を食べてもいい
- 直感的食事では良い食べ物も悪い食べ物もない
- 体の声を聞いて食べる
- 制限すると暴飲暴食につながる
3体の声を聞いて食べる
「それは私がいつでもハンバーガーや
フライドポテトを食べていいってこと?」
これは、一般的な誤解です。
食べ物のチョイスは自由です。
しかし、直感的な食事のポイントは、
どのようなものがあなたを最高の気分にさせるか
あなたの体の調子をよくするか
それを考えることによって、
あなたの体が本当に望むものを食べることです。
それはとらえ方を少し変えること。
ハンバーガーやフライドポテトを食べてもいいのです。
しかし、食べ物が自分に与える影響に、
本当に注意を払い
体の調子を整えたいと思うなら
いつもいつも
ジャンクを食べたいとは思わないでしょう。
- 食べ物は自由に食べてもいい
- 食べてはいけない食べ物はない
- 体の声を常に聞く
- 本当に体が欲しているものを食べる
- 食べたときの自分の感覚を大切にする
4マインドフルな食事
直感的な食事では、良い食べ物と悪い食べ物に
分類することを避けていますが
マインドフルイーティングでは
ある程度、良い食べ物、悪い食べ物に分類されています。
体に良いと言われている
健康的な食べ物は
ホールフードです。
体に悪いと言われている
不健康な食べ物は
加工食品です。
しかし、現代社会の食生活で
加工食品を完璧に取り除くのは
普通の、一般的な食事では
むずかしいし、ストレスになるでしょう。
- ホールフードをなるべく食べるように心がける
- 加工食品をなるべく避けてみる
のように、注意を払うだけでいいでしょう。
心を平和に保ち、瞑想的に食事をしていくと
自然に、ナチュラルなものを好むようになっていきます。